「経営理念は経営にとって極めて重要である」とどの経営書を読んでも書いてあります。
経営理念とは簡単にいうと「会社が何のために存在しているのか(会社経営の目的)」をわかりやすく表現したものです。
ですから少なくてもないよりあったほうがいいはずです。
ただ、多くの会社では経営理念がなかったり、あってもどこかの会社であるものをそのまま借用して、額縁に入れて飾ってあるだけであるようです。
開業時は会社の存在意義の多くは「サラリーマンより多くの稼ぎを上げる」「とにかく自由に自分のやりたいようにやりたい」といった事業主本人の金銭面・精神面での欲求の充足が中心であると思います。
それが、社員が1名2名と増えるに従って、それだけでは(事業主の欲求の充足だけでは)社員のやる気を引き出して儲かる会社を作っていくことはできなくなってきます。
(誰も他人である事業主のために、心血を注いで働こうとは思いません。むしろそれが当たり前です。)
そこで必要になってくるのが経営理念です。
要は錦の御旗ですね。
うちの事務所で経営理念を作ったのは(うちの事務所では経営理念のことを使命感と呼んでいますが)開業から10年ぐらいたったころです。
確かその当時社員が8名ぐらいだったでしょうか?
ご多聞もれず開業から当分の間、目先の仕事をこなすのがやっとでそんなことを考える余裕すらなかったのが現実でした。
(当時私は中小企業診断士の1次試験に合格していて経営理念の重要性は理論的には誰よりもよくわかっていたはずですが)
作ってみた実感。「確かにあったほうがいい」「悩んだ時に原点に返れる」「社員のパワーが結集できる」「効果はアウトブローのようにじわじわと湧いてくる」
中小企業診断士として何社かの事業所の経営理念の策定にかかかわらせていただきましたが、そのほとんどの経営者の方が私と同じ様な実感をお持ちのようです。
「社員は増えたんだけど入れ替わりが激しすぎる」
「社員のモラルが低くて困る」
「社員がやる気無くて」
「何かしらいつも不安」
こんな悩みをお持ちの経営者の方は経営理念について再度考えてみられてはいかがでしょうか?









