税理士の資格をとって今年で24年目になりますが、その中で発見した一つの真理が以下のことです。
「儲かっている会社は間違いなく帳簿付けがきちんとできている。」
その逆に
「儲からない会社のほとんどがどんぶり勘定で帳簿付けがいい加減である。」
ということです。
何も、私が税理士で会計に深くかかわっているからこのことを言っているわけではなく、それが今まで数百社の会社の帳簿を実際に拝見させていただいての率直な感想です。
会計事務所の職員時代に経営者の方からよくこんなことを言われました。
「わしは商売経験が長いから馬越さんに教わらんでも(帳簿なんて見なくても)ヤマ勘で会社が儲かっているかどうかぐらいすぐわかる」
経営者の方が当り前のように自信を持っていわれるものですから、「やっぱりそうなんかろうか」と思ったものです。
ただ、自分が経営者になって実際に経営してみる段になって、その言葉が大ウソであることがわかりました。
確かに年の売上が1000万円以下(月80万円強)であれば帳面を付けなくてもいくら儲かっているかなんてヤマ勘でわかりました。(何しろ計算のプロですから)
ただ、売上が2000万円を超えたあたりからさっぱりヤマ勘は働かなくなりました。
それは何故か?
一つの理由は
商売には売掛金(仕事をしてお金をまだもらっていなくても儲けとなる)があったり、借入の返済(お金は実際になくなっているが経費とはならない)があったりで預金通帳の残高の増加=利益ではないからです。
たとえば決算の直前に大口の売上500万円があって喜んでいたんだけど、そのお金を実際にもらえるのは半年後だとすると手元にお金は残ってないがその分儲かったことになり、実感する利益と(預金通帳の残高の増加)と正味の利益は食い違ってきます。
それらのことをわかりやすく説明するためのツールとして発明されたものが「簿記」というものですが。
少し長くなったので、もう一つの理由は次回に。









