レッドクリフⅡ

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前回に続き三国志の話。

三国志の最初のあたりでは、劉備の軍はいつも負けてばかりいました。
ところが関羽や趙雲や張飛という武将、孔明という参謀役を得ることにより蜀の建国まで果しました。

しかし劉備は、関羽や趙雲や張飛のように戦いが強かったわけでも、孔明のように頭が良かったわけでもなかったようです。

そんな劉備のもとに、優秀な人材がこぞって集まってきたのは何故か?
それは劉備の人間的な魅力であったようです。
いわゆる人間としての「徳」ですね。

劉備の「徳」を表す事柄として、三国志に以下のようなことが描かれています。

ひとつは「三顧の礼」。
劉備よりも年齢が一回りも若く、当時全く無名な孔明に対して、三度も礼を尽して「一緒に働いてくれないか」とお願いに行った話は非常に有名です。

また、魏の軍から敗走する時に、足手まといになる民衆を決して置き去りにしなかった劉備の姿勢に対し、多くの民衆が感動を覚えました。

また、劉備が死の床にある時に、孔明に「もし私の子があなたの目から見て、仕えるに値しないと考えるならば、私の子を殺してあなたが蜀の王になりなさい」と告げたくだりは、三国志の読者の多くに、涙を誘うものだったと思います。
もちろん孔明は、劉備亡き後も一生涯劉備に忠誠をつくしたことは、言うまでもありません。

会社の経営者の資質としていろいろなことが求めれらます。
その中でも特に重要なのは「徳」ではないでしょうか?

「この人についていこう」「是非ついていきたい」「この人のためならどんな努力も惜しまない」と社員に心底から感じさせる力、それが「徳」であると思います。

私も会社の経営者の一人として、「徳」の重要性はよく理解しているつもりです。
ただ問題なのは、「徳は一朝一夕には身に付かない」ということです。
「徳を積む」とはよく言ったもので、日々積み上げていくものが「徳」であると思います。

以前も「継続は力なり」とブログに書きましたが、やっぱり積み上げる力に勝るものはないようですね。
こんなことを改めて考えさせられる「三国志」でした。